◆松本(まつもと)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「十津川」(大正3.5)を使用したものである
所在:十津川村小森(こもり)
地形図:十津川温泉/十津川
形態:山中に家屋が集まる
標高:約350〜400m
訪問:2010年9月
小森の集落より南の谷を挟んだ尾根上にある。
小原(おはら)と那知合(なちあい)を結ぶ車道からも登り口はあるが、訪問は明円より。最近の地形図に破線の道があるものの道の状態はあまり良くなく、下からの訪問が無難なよう。
小森で伺った話では、40年ほど前には3軒くらいが暮らしていたという。それ以前はもっと軒数もあったのではないかとのこと(聞き取りは2015年5月)。
集落に到着すると左手に墓地(写真5)、右手に農地跡と思われる段々になった平坦地が見える。これを尾根伝いに下ると、現在も管理が行き届いた家屋が1軒、そのすぐ下に廃屋が1軒。規模はあまり大きくはないよう。墓地で確認できた姓は植田・野崎(※)・杉井。
※ 「崎」は異体字。いわゆる「立つ崎」
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