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◆大瀬(おおせ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「釋迦ガ嶽」(昭和29.3)を使用したものである

所在:下北山村大瀬
地形図:池原/釈迦ヶ岳
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約270m(水面は約310m)
訪問:2009年10月

 

 池原(いけはら)ダムの人造湖(池原貯水池)に沈んだ集落。村の東部、東(ひがし)ノ川沿いにある。古い地図では左岸に多くの建物が見られ、対岸の少し上流には神社が見られる。
 池原ダムの建設により全戸水没。現在は集落付近の国道沿いに「大瀬水没之碑」(昭和39.8建立)があり、6体の石仏(六地蔵)が共に祀られている(写真2)。
 村史によると、全26戸の転住先は村内11、奈良市2、熊野市5、松阪市1、紀宝町1、大阪市3、兵庫県1、岡山県1、鹿児島県1.区民のほとんどは山林労務に従事していた。昭和34年六地蔵と藤堂様を水没地の上へ移し、昭和35年6月に八王子神社を池神社に移した。

 大字大瀬は近世の吉野郡大瀬村。明治22年より下北山村の大字となる。明治10年池原小学校の分教場開設。明治9年12戸54人(「角川」より)。

 


写真1 集落付近

写真2 記念碑と六地蔵

 

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