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◆木組(きぐみ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「尾鷲」(昭和23)を使用したものである

所在:上北山村西原(にしはら)
地形図:河合/尾鷲

形態:谷沿いの斜面に家屋が集まる
標高:約550m
訪問:2009年1月

 

 村の東部、東ノ川の支流、木組谷の斜面にある。古い地図では5軒くらいの建物と神社が見られる。東ノ川地区内の「望郷立志誓之碑」に記載はなく、ダム建設以前に無人になったと思われる。
 木組谷はガレ場になっており、東ノ川の合流部付近まで岩石が流出、土石流の跡のような印象を受ける。谷沿いの作業道(車道)も、落石や崩落で無残な状況になっている。作業道を進みそれらしき場所から斜面を登ると、灌木などでかなり荒れてはいるが古い道が僅かに痕跡を見せる。これをしばらく登ると、石垣が見えてくる。ここでは屋敷跡を1箇所確認(写真1)。集落内でおそらく最も高い場所まで登ったが、神社は分からなかった。
 集落跡は荒廃がひどく、全部を見て回るのは労力を要する。石垣は意外に高い場所まである。本来の道がつづら折りに集落内を通っているが、道にこだわらず進みやすい場所を登っていくほうが賢明。

 西原方面より移った人々が起源で、最も古いといわれる奥谷家は13代前に来往したといわれる。八幡神社を中心に6戸の人家からなる。戸数が最も多くなった昭和6年ころは8戸(30余人)で、うち5戸は古くから代々住んだ家で、3戸は三重・和歌山等より来往した人。山林労務を専業としてきたが、耕作も行っていた。昭和13年全戸転出(戦後一時旧家屋に帰り住んだ人もあったが間もなく再転出)。転出先は宮ノ平2・尾鷲市2・海山町1。(『東ノ川』)

 


写真1 屋敷跡

写真2 石垣

写真3 道(左)と敷地(右)

写真4 集落のほぼ最高地

 

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