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◆金山(きんざん)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「村岡」(昭和28.8)を使用したものである

所在:豊岡市日高町羽尻(はじり)字金山
地形図:栃本/村岡
アクセント:ンザン
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約500m
訪問:2010年11月

 

 大字羽尻の中西部、阿瀬(あせ)川の上流にある
 若林も含めこの渓谷の一帯は観光地となっているため、道がよく整備されており歩きやすい。
 若林方面への分岐付近(金山口)より集落の跡まで断続的に水田の跡が続いており、かなりの面積を有する。集落では道に沿って数箇所の屋敷跡と学校跡(写真5)を確認。現地
は最近整備されたようで、学校跡では建物の廃材が隅にまとめられていた。また最近建てられた東屋もある(写真6)。整備前までは繁茂していたと思われる竹がきれいに伐採され、集落跡は明るく開けた印象。墓地(写真7)は集落北東部。斜面上に水平に長く立地し、相当数の墓碑が残っている。
 地元の方の話では、覚えている範囲で7軒。昭和37年に無人になったそう。昭和34年・36年には災害があった。また集落跡の整備は一昨年に始まり昨年終了。

 以下は集落内の看板「金山部落をあとに」の内容を抜粋したもの。最後の住民(冨山氏)が語るものだが、実際の本文からは、離村の際の悲しみが伝わってくる。

戦前は10軒。すべてが炭焼きで生計を立てていた。終戦後は7軒
昭和30年には関西電力から発電所を造るという話があり、実現
昭和32年、三方小学校金山分校が開校。NHKからテレビの提供があり、学校に置いた
昭和37年、1戸6人だけが残る。1家族だけでは冬は越せず、離村を決意

 なお「角川」によると神社は山祇神社。手元の1/2,5000地形図(平成14)では神社の記号が見られるが、最新のものには記載されていない。

 


写真1 道(中央)と屋敷跡(両端)

写真2 屋敷跡


写真3 屋敷跡


写真4 屋敷跡にて

写真5 学校跡。廃材が積まれている

写真6 東屋

写真7 発電設備

写真7 墓地

 

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