◆黒蔵(くろぞう)
所在:相生市矢野町榊(やのちょうさかき)
大字榊の東部、矢野(やの)川の最上流部にある。 現在の釜出(かまで)から通じる車道は、一時期養豚業などが営まれたために、それまであった地道を拡張したもの。また古くは榊より道が通じており、こちらが本来の道
離村直前の各戸については以下のとおり(離村順。空欄は記述なし)。
今回訪問したのは、最後まで家があった付近まで。釜出より黒蔵に入るとすぐに何かの廃屋(写真2)が見られるが、これは集落由来のものではない(先述)。ここを過ぎると枯れて倒れた竹のために道が荒れているが、植林の中などを迂回しながら進むことができる。北黒蔵の南端では、瀬戸物などが散乱する屋敷跡を1箇所確認。先述の「大池」と思われる凹地も確認できたが(写真6)、墓地は分からなかった。総じて水田跡が多い。
|
|||||||||||||||||||||||||
写真1 地蔵菩薩像 |
写真2 廃屋 |
||||||||||||||||||||||||
写真3 廃屋付近 |
写真4 道(右)と農地跡(左) |
||||||||||||||||||||||||
写真5 屋敷跡 |
写真6 大池跡? |