|
◆東野（ひがしの）
※ この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「宮津」（昭和23.3）を使用したものである
所在：宮津市東野
地形図：日置／宮津
形態：山中に家屋が集まる
標高：約370m
訪問：2010年8月
世屋（せや）川中流部、左岸山中の緩やかな斜面上にある。
現在も水田が管理され、その規模も大きい。倉庫や家屋もあるが、この家屋は後述の「新規転入」の家か。人の出入りはあるようだが、現住かどうかは不明。
かつて家々があった場所は、大字地内を南東に延びる尾根の上（写真1の中央やや右の辺り）。こちらにも管理された新しい家屋や畑などがあり、頻繁に出入りがあるよう。旧道？や屋敷跡のような平地も確認できる。
なお集落上部には自然交流施設「世屋高原家族旅行村」があるが、こちらの所属は松尾（まつお）になる（一部は上世屋（かみせや））。
大字東野は近世の与謝郡東野村。明治22年世屋村の大字となる。明治21年6戸。過疎により廃村（角川）。
論文「丹後地方における廃村の多発現象と立地環境との関係」によると、明治初期8戸、昭和38年5戸、昭和39年に無人化（市史によると3月）。のち新規転入1戸。
|
