◆段(だん)
所在:綾部市於与岐町(およぎちょう)
地形図:梅迫/舞鶴
形態:山の斜面に家屋が集まる
標高:約150〜200m
訪問:2009年9月
市の中北部、伊佐津(いさづ)川上流の左岸山中にある。古い地図に地名の記載はないが、地元の方に教えていただいた。
話では、かつては5、6軒。早い家では終戦直後、最後の1軒が昭和の終わりくらいに転出。すべて於与岐町内か。潰した家屋の建材を使い、転出先に家屋を再建した世帯もある。吉崎(よしざき)姓。生業は林業や炭焼きで、田畑の耕作もあった。
現地では、最後の1軒の家屋がしっかり残っているほか(写真1)、2軒ほどの屋敷跡を確認。うち1軒では、最近まで草葺きの廃屋が残っていたが解体してしまったという。ここには積み重ねられた廃材と大量の草が残る(写真2)。
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