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◆落合(おちあい)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大臺ガ原」(昭和29.1)を使用したものである

所在:紀北町河内(こうち)
地形図:大杉谷/大台ヶ原山
形態:川沿い
標高:約50m
訪問:2020年12月

 

 大字河内の中部、大河内川沿いにある。
 昭和51年の航空写真では、現在の県道の落合橋付近と地奈谷橋付近でそれぞれ何かの建造物と農地のような区劃が見られるが、同60年のものでは見られなくなっている。
 前者付近では県道に沿って平坦地やいくらかの石垣が見られるものの、建物の痕跡は皆無。付近の小山の頂上にも登ってみたが、特に何も見られない。
 後者の建物跡は整地され、隅に落合雨量観測所が置かれているのみとなっている。ただし県道より山側には貯水槽や炉のような遺構が残り、その奥も道や区劃のような痕跡が確認できる。
 旧版地形図では当地に「林用軌道」が通過していることから、林業の拠点であった可能性がある。継続的な居住者があったかは不明。なお軌道は上流の不動滝付近を経由し水越峠へ向かう支流まで続き、さらに索道で大台町の林用軌道と接続している。

 


写真1 県道沿いの風景(以下落合橋付近)


写真2 落合橋

写真3 県道沿いの平坦地

写真4 往時の煉瓦?

写真5 石垣

写真6 支線沿いの土場

写真7 小山の頂上より現地を望む

写真8 県道沿いの風景(以下地奈谷橋付近)

写真9 県道と建物跡(右の広場)。左は雨量観測所

写真10 県道沿いの風景

写真11 遺構

写真12 遺構

写真13 道

写真14 何かの跡?

 

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