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◆大河内(おおごち)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「二本木」(昭和27.1)を使用したものである

所在:津市美杉町八手俣(みすぎちょうはてまた)
地形図:二本木/二本木
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約150m(水面は約150m)
訪問:2026年8月

 

 大字八手俣の北部、八手俣川(雲出(くもず)川支流)左岸にある。君ヶ野ダムの建設に伴う離村だが、水没は僅か。

 訪問時は集落の位置を誤って認識していたため、まず採石場の南側を中心に探索。ここでは集落に関するものは確認できなかったが、県道より西のかつての集落の最上部であったと思われる付近で、古い墓地や何かの平坦地が見られた。また付近の小さなピークで山神と何かを祀った跡も確認。
 なお実際の集落跡は、通常の水位でも露出する湖岸に位置する。

 村史によると、当地には浄土宗の順迎寺(松阪市樹敬寺末寺)があったとのこと。無住となり昭和17年に真福寺に併合し、本堂は松阪市横滝へ移された。
 また八手俣の小字として「大河内(オオゴチ)」が見られ、また別の記述でも「おおごち」のルビがあり、見出しの読みはこれに拠った(「角川」の小字一覧でも同様)。
 転出者と移転先は以下のとおり(※)(村史掲載順)。参考として、碑に記載のものも併記する。

  村史 碑 転出先 備考
1 永納 永納 村内竹原  
2 永納 永納 〃  
3 永納 永納 一志町【現・津市】  
4 湯元 湯元 久居市【現・津市】 名は異なる
5 横井 横井 〃 名の表記が異なる(新旧字体)
6 永納 永納 津市 名は異なる
7 山田 山田 〃 名は異なる
8 ― 岡田   村史には記載なし
9 ― 大西   〃

※ 本文では「八世帯」とあるが、挙げられているものは7世帯

 なおダム建設の経緯は君ヶ野のページを参照。

 


写真1 墓地

写真2 何かを祀った跡と山神(右)

(写真3 下流対岸の水田跡)

 

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