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◆新田(しんでん)



※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「名古屋北部」(大正12.11)を使用したものである

所在:豊山町青山(あおやま)字新田島
地形図:小牧/名古屋北部
アクセント:シンデン
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:国軍による接収(飛行場の建設)
標高:約10m
訪問:(2015年11月)

 

 大字青山の北部、小牧市春日寺(かすがんじ)および南外山(みなみとやま)との境界付近にある。現在の名古屋飛行場(県営名古屋空港)の建設に伴い離村した集落(空港の概要については林先のページを参照)。
 かつての居住地は全域が空港の敷地内となっており、現地は未確認。読みは空港付近の大型商業施設(旧ターミナルビル)施設の関係者(みな年配者)からの話より確認。
 村史には「青山新田」として記載。移転した世帯は22戸で、青木家13・坪井家4・小出家4・宮本家1。ほか「お宮様」や「尼寺観音堂」も移転している。成立は江戸時代で、中心集落の周囲に次第に水田が開かれ、所々に小集落が発展。当地もこの頃に成立したものであるよう。
 「角川」では青山の項目中に「入鹿新田(青山新田)」として触れられている。『寛文村々覚書』では1戸8人、「尾張徇行記」では7、8戸とのこと(※)

※ 「寛文覚書」は1670年代の編纂、「徇行記」は1790年代から1820年代にかけて調査されたものであるよう

 

 

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