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◆中小屋(なかごや)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「満島」(昭和21.12)を使用したものである

所在:浜松市天竜区水窪町地頭方(みさくぼちょうじとうがた)
地形図:水窪湖/満島
形態:川の合流部
標高:約630m
訪問:2020年11月

 

 大字地頭方の東部、東俣沢・西俣沢が合流し戸中(とちゅう)川となる地点にある。
 現地は
戸中山林道と西俣林道の分岐点でもあり、ゲートから西俣林道を進むとすぐに建物跡の広い平坦地が見られる。ここから蓬莱橋(写真4)を渡ってすぐ、合流部の内側にも段になった建物跡の平坦地があり、さらに上方には神社も祀られている。付近には吊り橋(奈良代橋。写真12)が架かるが、この先は山林があるのみ。
 立地や慰霊塔(写真10)の記述から鑑み、営林署関係の施設等があった場所であったよう。この地で居住に準ずる滞在があったかは不明。
 読みは現地に測量に訪れていた方々への聞き取りによる。
 
なお現地手前の深沢(ふかざわ)橋付近にも林業関係と思われる建物があるが(写真13)、当地の起源にも関連するものだろうか。

 


写真1 施設跡

写真2 写真1の遺構

写真3 同。擁壁の造設により階段が途切れたものか

写真4 蓬莱橋

写真5 施設跡

写真6 写真5の1段目

写真7 遺構

写真8 写真5の2段目

写真9 神社の石段

写真10 参道脇の殉職者慰霊塔。「建之 水窪營林署職員從業員一同」「昭和二十三年十月二十五日」とある

写真11 神社社殿

写真12 奈良代橋

(写真13 深沢橋付近の建物)

 

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