◆難場道(なんばどう/ナンバンド)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「満島」(昭和21.12)を使用したものである
所在:浜松市天竜区水窪町地頭方(みさくぼちょうじとうがた)
地形図:水窪湖/満島
形態:川沿いの一軒家?
標高:約550m
訪問:(2013年11月)・2020年11月
大字地頭方の西部、戸中(とちゅう)川右岸にある。戸中から川を遡ること約1.6km、根から山道をたどれば2km弱程度か。
古い地形図に従い根より横道を探ったが、それらしい道は見当たらず。次第に標高を下げ、隣の尾根にある屋敷跡(根の一部)に到着する道は確認できたが、当地まで通じている見込みがなかったため早々に引き返した。なお戸中川沿いからもアクセスがある可能性があるが、戸中から上流は災害復旧の工事で通行できなかったため未確認。
2020年、対岸より徒渉し訪問。通常の水位ならば膝下まで浸かる程度で渡ることができる。右岸には明瞭な登り口があり、宅地まで道が通じている。
現地では1箇所の屋敷跡を確認。後方の尾根上にも登ってみたが、特に何も見られなかった。根方面に通じる道は不明瞭で、しばらく進むと崩落により通行が遮断されている。
集落付近では川が巾着状にカーブしており、その内側(左岸側)では農地跡と思われる平坦地が見られる(写真5)。ただし小ピークの頂上には何も見られない(写真6)。
なお左岸の林道(戸中山線)には「難場道橋」が架かり(写真7)、読みは「なんばどうはし」。
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