◆卯野原(うのはら)
所在:下呂市金山町卯野原(かなやまちょう―)
大字卯野原の中心集落。岩屋ダムの人造湖(東仙峡金山(とうせんきょうかなやま)湖)に水没している。水没した集落のうちではもっとも下流にあたる。 卯野原神社の氏子一覧(田畑のページ参照)によると、集落は上流から上(かみ)組・中(なか)組・下(しも)組に細分され、世帯数と姓は以下のとおり。 上組…河尻8・加藤7・三嶋5・田口4・大前2・日下部2・池戸・藤代・藤村各1(31世帯) かつては神明神社があったが、現在は田畑の湖畔に「総社卯野原神社」としてほか4社とともに合祀されている。また大字卯野原地内には東第二小中学校があったが、小字での所属は不明。学校の記号は、一本杉と田畑の間にひとつ、新田と一本杉の間にもうひとつある(※)。 なお大字卯野原は近世の郡上(ぐじょう)郡卯野原村。明治30年郡上郡(のち益田郡)東(ひがし)村の大字卯ノ原となり、昭和30年東村が金山町に合併、同町の大字卯野原となる(角川)。 ※ HEYANEKO氏の調査によると、「一本杉と田畑の間」にあるものは大正6年以降の東第二小学校(字前平(まえひら)。中学校も併設されていたが、昭和23年小学校より移転)もう一方は不明だが、移転前の学校の可能性がある。
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写真1 集落付近 |
写真2 かつての集落(展示館にて) |
写真3 記念碑 |