◆接待(せったい)
所在:長和町和田
村の南部、和田川上流部にある。江戸(日本橋)と近江(草津)とを結ぶ街道・中山道の道中にある。下諏訪町との境である和田峠の下にある茶屋のひとつで、峠のすぐ下に位置する東餅屋とも近い。
江戸呉服町の豪商かせやり与兵衛(有隣)が、中山道の旅の難儀を幾分でも助けようと金千両を幕府に寄付した。その金の利子百両を二分して、碓氷峠の坂本宿とこの和田宿に五〇両づつ下付し、文政一一年(一八二八)に設置された施行所の一つである。 なお村誌によると、施行所としての役割を終えた後は、鍛冶足(かじあし)(※)出身の工藤氏が長久保‐下諏訪間に定期小荷物運搬業を開始し、茶屋を兼ねてここを使用したという。 ※ 村内の地名。本文での表記は「鍛治足」
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写真2 墓地 |
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写真4 大山祇神 |
写真5 奥に碑 |
写真6 旧街道と灯籠 |