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◆小岩岳(こいわだけ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大町」(昭和24.11)を使用したものである

所在:大町市美麻
地形図:高府/大町
形態:山中に家屋が少数集まる
離村の背景:最終は移転事業
標高:約620m(温泉宿)〜720m?(奥小岩岳)
訪問:2010年5月・2025年11月

 

 千見地区の西部にある。古い地図では、最近の地図よりも奥に地名表記があり、最奥の建物の西側には水田も広がっている。
 村誌(編纂委員会編)によると、奥小岩岳の1軒が移転事業で千見地内に転出とある。
 県道付近には最近まで温泉宿があったようだが、現在は更地。小さな社や山本氏の顕彰碑が残るのみ。人家があったと思われる谷の奥は未訪問。

 2025年、温泉宿跡よりも上流を訪問。建物跡があると推測した場所は左岸側の合流部3箇所で、このうち下流側より1箇所目・3箇所目は旧版地形図に記されたもの。2番目のものは1960年代の航空写真に建物らしいものが写っているもので、旧版地形図ではその支流に水田の記号が見られる。
 まず1箇所目では合流部からやや登った場所でそれなりの広さの平坦地が見られたが、建物があったのかは不明。2箇所目は合流部に近い場所に遺物の残る平坦地があるが、屋敷跡というよりも小屋の類であったと思われる。3箇所目のもは1970年代の航空写真に実際に建物が確認でき、移転事業で転出した人家の跡であった可能性が高い。
 なお道は所々残っているものの、谷をそのまま進むほうが労力は少ない。

 資料『山村地域活性化促進調査・支援活動報告書』によると、温泉宿(小岩岳荘)は昭和46年開業。利用客数は順調だが、「ふるさと創生資金」をもってボーリングし、湧出した温泉を青具へ引湯、それに併せて温浴宿泊施設の移転を計画しているとのこと(刊行は平成3年度)(※)

※ 現在の「ぽかぽかランド美麻」か

 


写真1 社

写真2 平坦地(合流部1箇所目)
(以下2025年撮影)

写真3 建物跡(合流部2箇所目)

写真4 屋敷跡(合流部3箇所目)

写真5 写真4にて

 

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