◆奈良尾(ならお/ナロー)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「大町」(昭和24.11)を使用したものである
所在:大町市美麻地形図:高府/大町 アクセント:ナラオ 形態:山中に家屋が集まる 離村の背景:一部が移転事業のほかは過疎化 標高:約820m 訪問:2010年5月
青具地区の東部、小川村境界の尾根の西斜面にある。 かつての住民(中ノ崎出身・万中(まんじゅう)在住)の話では、南から中ノ崎・峰・大奈良尾・小奈良尾の小集落からなり、それぞれ3軒・2軒・2軒・7軒(※)。麻の栽培・養蚕・タバコの栽培が盛んであったそう。 村誌(編纂委員会篇)によると、1軒は移転事業で川手(かわて)に転出。 なお、2010年7月末より奈良尾地区に1戸が新規転入。美麻の地に魅了され、かつての田畑を再び作り始めている。
※ 大奈良尾・小奈良尾は順序および軒数が逆の可能性もある。境界もよく分からなかった
写真1 家屋(以下中ノ崎)