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◆小川路峠(おがわじとうげ



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「時又」(昭和32.3)を使用したものである

在:飯田市上村
地形図:上町/時又 上久堅
/時又
形態:稜線上の一軒家
標高:約1,670m
訪問:2013年11

 

 村の東部、上村と飯田市千代(ちよ)との境界にある。秋葉(あきは)山の秋葉大権現(静岡)への参詣道・秋葉街道に面する。集落としての名称は特にないようで、便宜上峠の名前を見出しとした。
 資料によると、享保5(1720)年頃(村史)もしくは宝暦年間(1751-64)(『上久堅村誌』)より、茶屋・宿屋を営む「花菱屋」があったという。9代宇佐美虎之助の時には通行人が減少したため、大正12年看板を下ろし村内の上町(かみまち)に移住した。
 峠道の東側(上村)には花菱屋跡の平坦地があり、僅かながら瀬戸物のかけらも見られる。僅かに段々になっている土地は畑の跡か。西側(飯田市)には鳥居と石仏が置かれるほか、何かの電波設備が設置されている。なお村史に「峠の東麓には宇佐美家の墓地がある」とあるが未確認。この石塔群だろうか。
 ちなみに「金比羅様」付近から上村の清水(しみず)集落までの区間は徒歩でしか通行できないが、現行の国道256号線となっている(2013年12月現在)。
 以下は現地の説明板より(飯田市・上久堅観光協会および秋葉街道自然歩道建設促進期成同盟会による)。

 小川路峠

 書籍によって異なるので定かではないが〔標高は一六四二メートル〕で秋葉街道の中で最高地点であり、峠道は中央を通っている。北側には宝暦年代から大正まで続いた〔花菱屋〕の五間半×十二間の本棟作りが有り、旅人の食事所や、馬の休憩所として栄えた。
 この峠は遠山谷と伊那谷とを結ぶ
生活物資の交換や文化の交流の中心地として、又秋葉山信者信仰の道として大いに栄え・賑ったところである。

 


写真1 峠


写真2 花菱屋跡


写真3 石積み


写真4 農地跡?(僅かに段になっている)

写真5 鳥居

写真6 石仏群

 

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