◆ダイモチ(だいもち)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/25,000地形図「明科」(大正2.11)を使用したものである
所在:筑北村西条(にしじょう)
地形図:明科/信濃池田
異表記:大持・高登屋(たかとや)(新版地形図)
形態:山中に家屋が少数集まる
標高:約870m
訪問:2010年5月
村の西部、明科町【現・安曇野市】との境界付近にある。最近の地図では「高登屋」となっている。
別所川沿いの川山(かわやま)で伺った話では、かつては3軒。離村は昭和40年代くらいではないかとのこと。「高登屋」の呼称は集落名としては馴染みがないようで、山名として認識されている(=高登屋山・地図上で神社(写真1)のある場所)。
集落までは車道が通っており、現在は新しい作業小屋と手入れされた畑がある(写真2)。古い家屋はないようだが、小屋の周辺には家の土台に使われていた石や瓦、建材などが散見され、ここが屋敷跡であったことを窺わせる。明科町との境界の稜線上には、「大持の峠」と書かれた標柱が建つ(写真6)。
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