◆大平(おおだいら)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「丹波」(昭和27.8?)を使用したものである
所在:大月市七保町瀬戸(せと)
地形図:七保/丹波
アクセント:オーダイラ
形態:山中に家屋が集まる
標高:約1,050m(上和田集落国道沿いは540m)
訪問:(2006年11月)・2023年4月
国道139号沿いに上和田(かみわだ)という集落があり、ここから大峰(おおみね=山の名)に向かい西の斜面を登る。上和田と大峰のほぼ中間になだらかな土地があり、ここがかつての大平集落。入口からは相当の標高差と距離がある。
地元の方に伺って入り口は見つかったものの、途中で道を失いたどり着くことができなかった。
この時登り始めた入口と地形図に記された道が異なっているため、2023年地形図に記された道を頼りに再訪を試みた。しかしこの道も上和田の北を流れる谷に沿うものとなり、やがて消滅する。しばらく谷筋を登ったのち小さな支流に逸れ、標高約800m付近で地形図上の道に合流。林業小屋の前に到達した。しばらく本来の道をたどることができたものの、やがて踏み跡は地形図の道とは異なるルートとなる。
現地では2箇所の屋敷跡を特定したほか、石垣が築かれた平坦地1箇所(屋敷跡?)と小祠を確認。周囲は平坦で、やや開けている。地形図上では集落内に道が通じているが、その形跡はほとんど確認できない。
帰路も地形図に記された破線の道をたどったものの、急斜面に差し掛かったところで踏み跡はすぐに消滅。先の林業小屋を過ぎ道なりに進んだところ、結局は2006年に教えていただいた登り口付近に降り着いた。なお入口
は水無山・大峰・大樺ノ頭の登山口でもあり、その案内も見られる。
道のりの多くは地形図の破線部とは異なるものであり、地形図のみを頼りに当地に訪れるのは困難と言える。
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