◆下伊勢(しもいせ)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「荒島岳」(昭和22.3)を使用したものである
所在:大野市伊勢(いせ) 地形図:越前朝日/荒島岳 形態:川沿いに家屋が集まる 離村の背景:ダム建設(非水没地) 標高:約580m 訪問:2012年11月
村の南西部、九頭竜(くずりゅう)川支流の伊勢川沿いにある。 村史によると、昭和35年15戸78人、同39年14戸74人、同40年8戸34人。 また「角川」によると、大字伊勢は昭和39年から始まった九頭竜川電源開発事業で長野に九頭竜ダムが建設され、同41年全住民が離村したとのこと。 現地では石塔のほか、数箇所の屋敷跡を確認。道路沿いには小屋が1軒のみで中伊勢に比べ行き来している人は少ないよう。
村史の付図には、三島2・伊東・伊藤・乾・五島・清水・鈴木・谷口・中村・二島・丹羽・丸山・山下・四島各1の計15戸が記載されている。また転出先は岐阜10・愛知4・大阪1。