◆箱ヶ瀬(はこがせ)
※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「荒島岳」(昭和22.3)を使用したものである
所在:大野市箱ヶ瀬
地形図:越前朝日/荒島岳 白鳥/白鳥
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約500m(水面は約550m)
訪問:2012年11月
村の中部東寄り、九頭竜(くずりゅう)川沿いにある。
村史によると、昭和35年21戸111人、同39年34戸136人、同40年2戸4人。氏神は白山神社。集落には箱ヶ瀬小学校(のち日進小学校の分教場)が置かれていたが、明治期のうちに廃止された。大字としての箱ヶ瀬は、近世の大野郡箱ヶ瀬村。明治22年上穴馬村(のち和泉村)の大字となる。
村史の付図には、美濃島10・三島5・永瀬2・大原・木地光・源口・南各1の計21戸が記載されている(うち空家10)。また転出先は愛知7・岐阜4。
集落は完全に没しているが、現在は国道沿いにドライブインがある。水没の記念碑があるというが、これは見落としてしまった。
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