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◆黒郷(くろごう/クロゴ)

所在:能登町黒郷
地形図:鵜川/宇出津
形態:谷沿いに家屋が集まる
標高:約70m
訪問:2011年8月

 

 町の南部、矢波(やなみ)山の北部にある。
 「角川」によると、昭和22年農地開拓事業により新興した集落。疎開者・海外からの引揚者・地元民ら8戸(※)が入植。昭和40年頃から矢波に帰農する者、都市へ移る者が続出し、現在は無住となった。なお
大字としては昭和35年矢波より分立。
 家屋は残っていないものの、矢波山北の谷沿いには現在も水田が広く耕作されている。矢波などからの通い耕作だろう。脇の斜面には屋敷跡と思われる平地も見られる。大字北西部(谷の上流)の道脇には小さな溜池がある。
 地元の方の話では、50年くらい前には3、4軒が暮らしていたという。無住になったのは40年ほど前か。畑はなく、農地はすべて水田。

※ 別の記述では15戸。のべの戸数か

 


写真 水田が残る集落跡

 

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