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◆茨町(いばらまち)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「宇出津」(昭和37.10)を使用したものである

所在:能登町矢波(やなみ)
地形図:鵜川/宇出津
形態:谷沿いに家屋が少数集まる
標高:〜約130m
訪問:2011年8月

 

 町の南部、茨町山南部の谷沿いにある。
 矢波の方の話では、かつては2軒(永原(えはら)家の本家と分家)。分家は50年くらい前に出稼ぎ先で亡くなり、本家は45年くらい前に七見(しちみ)に転出したという。米(自給用)を生産したが、製炭をしていたかどうかは分からないとのこと。本家は転出後も田を通いで耕作。
 矢波の集落から谷に沿って登るのが本来のルートだが、困難が予想されたため上流側より訪問。送電線に沿って保守点検用の道があったのでこれを進み、谷を適当に降りるとほどなくして廃屋を1軒確認(写真1)。耕作を続けていた本家の家屋。谷はやや広い緩やかな斜面の荒地となっており、かつては水田があったことを窺わせる(写真3)。なお先述の方の話では、分家は水田のある谷を挟んだ対岸やや下流にあったという。
探索できたのは家々のあった上端付近のみであったが、水田は標高100m付近まで谷に沿って広がっていたと思われる。

 


写真1 廃屋

写真2 何かの機械

写真3 水田跡

 

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