◆久江原山分(くえ はらやまぶん)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「邑知潟」(昭和34.4)を使用したものである
所在:中能登町久江原山分
地形図:能登二宮/氷見
形態:山中に家屋が集まる
標高:約300〜350m(久江は約30m)
訪問:2011年8月
町の中南部にある。久江集落から南東部の山中で、氷見市との境界に近い。
現地には家屋が2軒。付近一帯は傾斜が緩やかで、農地跡が広く見られる。集落内にある池(地形図でも確認できる。写真4)は一端が堤のような構造をしているが、灌漑用に作られた人工の溜池だろうか。集落西部では何かの碑を確認(写真5)。また古い地図にある神社(剣神社)は案内の札が所々に付けられているが(写真6)、位置は特定できなかった。
大字久江原山分は近世の鹿島郡久江村原山分。明治22年滝尾(たきお)村(のち久江村(※)→鹿島町)の大字となる。明治22年15戸85人、昭和35年3戸6人。同41年以後は1戸。住民の多くは久江に転出(角川)。
※ 明治26年、大字久江とともに一村として分立したもの
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