◆大谷(おおたに)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「白木峰」(昭和28.12)を使用したものである
所在:富山市八尾町切詰(やつおまちきりづめ)
地形図:利賀/白木峰
形態:川沿いの一軒家
標高:約620m
訪問:2011年6月
町の南部、大長谷(おおながたに)川右岸にある。支流である大(おお)谷との合流部付近。
大谷橋北側より山林へ入る脇道があったため登ってみたが、往時の生活を窺わせるものはいっさい見つからなかった。橋を渡り南側を調べれば、何かがあったかもしれない。
資料『村の記憶』によると、無人化は昭和34年(「集落一覧」)。引用する『大長谷郷土誌』では、大正初期には山村家が1軒あったという。筆者も集落の痕跡などを確認できなかったようだが、辺りに生育しているクワの木が栽培していたものの名残ではないかと推測している。
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