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◆世附(よづく/ユヅク)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「秦野」(昭和22.2)を使用したものである

所在:山北町世附
地形図:山北/秦野
アクセント:ヨズク
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約280m?(水面は約320m)
訪問:2013年3月

 

 河内(こうち)川の支流、世附(よづく)川沿いにある。現在は三保(みほ)ダムの人造湖(丹沢湖)に水没。ここでは世附本村のほか、大字世附所属の水没した小集落もまとめて扱う。
 町史によると、集落は本村・荒井沢(あらいざわ)・方の口(ほうのくち)落合(※1)のほか、林務者による中畑・大野・浅瀬がある。うち水没したものは本村・荒井沢・方の口・落合・中畑。本村は上庭(かみにわ)・奥世附とも、荒井沢は中の庭(なかのにわ)・中庭(なかにわ)とも呼ばれていた。氏神は太(た)神社。ほか能安寺の境内に秋葉神社があった。水没に際し両者は合祀され、町内岸(きし)の原耕地に移転、秋葉神社として祀られている。また当地に伝わる「世附の百万遍念仏」は、県指定の無形民俗文化財。
 丹沢湖記念館にある水没地域の模型でも、下流より方の口・荒井沢・世附(本村)・中畑といった小地名が確認できる。方の口は落合隧道の南の尾根の先、荒井沢は世附大橋の東詰付近、本村は世附大橋の北西、中畑は本村から6、700mほど上流。
 これらは完全に水没し遺構等は見られないが、旧本村付近の湖畔には「望郷之碑」・「水神様」の碑・供養塔が置かれている(写真2)。碑によると「方の口組」として池谷2・石田・杉崎・横山・吉本(※2)各1の計6軒、「荒井沢組」として山本7・池谷2・尾上・小野間・木下・横山各1の計13軒。ほか「落合組」「焼野組」「新土組」「寺下組」「棚下組」「河原組」「小坂組」「坂下組」が記載されているが、落合を除き該当箇所は分からない。

※1 落合は大字の所属が判然とせず、別に項目を設けた
※2 異体字。上部が土

 


写真1 集落付近


写真2 碑


写真3 集落の模型。右より方の口・荒井沢・本村(記念館にて)


写真4 公民館(同)


写真5 神社(同)


写真6 移設された民家(同)

 

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