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◆新開(しんかい?)



※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/25,000地形図「五井」(昭和2.1)を使用したものである

所在:市原市五井海岸(ごいかいがん)
地形図:五井/千葉
形態:海沿い
標高:数m
訪問:2018年3月

 

 大字五井海岸の西部、現在の養老(ようろう)川右岸側にある。
 現在は工場地帯の一角で、日没後の訪問となりあまり詳細に調べていないが、往時の痕跡は皆無と思われる。
 
市史および「角川」には、五井の海岸において海水を用いた製塩が盛んに行われていたことが言及されている。製塩業は慶長11(1606)年より始まり、明治45年の官営化に伴い廃止。塩田は水田に変わっていった。近年は半農半漁の生活を営み、明治40年代からは海苔養殖も盛んとなったという。当地もこのような産業に関わる地であったのだろう。
 なお
昭和25年より京葉臨海工業地帯の造成が開始され、埋め立てに伴い沿岸一帯の漁業(海苔養殖・貝採集・簀立漁)は潰滅した(五井付近は昭和30年代後半に全面的に埋め立てられた)。
 当地に継続的な居住者があったかは不明。

 


写真1 対岸からの風景

写真2 地名表記付近

 

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