◆河原(かわら?)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「深谷」(明治43.2)を使用したものである
所在:深谷市前小屋(まえごや)
(2010年3月、群馬県太田市より埼玉県に編入)
地形図:深谷/深谷
形態:平坦地に家屋が集まる
標高:約30m
訪問:2019年6月
大字前小屋の北東部、利根(とね)川右岸にある。
町史によると、大正2年より利根川改修工事が始まり、大字前小屋地内に利根川が通されたため翌3年1月までに移転が行われたとのこと。なお前小屋は利根川により分断され、北側(現・群馬県太田市前小屋町)に80戸、南側(南前小屋。現・埼玉県深谷市前小屋)に35戸と分かれた。
旧版地形図を見る限り、大字前小屋で移転対象となったのは当地と「松原」(下の画像)であったよう。旧松原地区は現在の南前小屋と一部が重なっているが、堤防の築造などに伴い大きく景観が変わり、往時の面影はないよう。
現在は堤外の河川敷で、痕跡等は皆無。訪問時こそ陸地であったが、過去の航空写真では河川の中であった時期もあり地形は安定はしていない。
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