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◆本山(ほんざん)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「足尾」(昭和21.11)を使用したものである

所在:日光市足尾町本山
地形図:足尾/足尾 
形態:川沿いに鉱山施設・家屋が並ぶ
離村の背景:産業の衰退
標高:約700〜800m
訪問:2005年

 

 渡良瀬(わたらせ)川の支流、出川(でがわ)に沿う。足尾銅山の本山坑跡・旧製錬所がある地域。古い地図では、地区の入口から左岸沿い約1.5kmにわたって建物が密集している。右岸には坑口と9軒の建物が見られる。また鉄道(旧国鉄足尾線・現わたらせ渓谷鐵道)が地区の入口まで延びており、足尾本山という駅もあった(現在の終点は間藤(まとう))。ただし、間藤から先は貨物専用の路線だったよう。
 最近の地図でも、右岸には本山坑跡付近に4軒の建物、左岸には広い荒地や神社も見られ、地区の入口付近には「旧製錬所」と明記された建物がある。
 左岸の荒地に行ってみると、多くの敷地が段々になって残っていた。うちひとつは公衆浴場と見られ、大きな浴槽のようなものが草に埋もれていた(写真1)。さらに沢に沿って道を進むと、倒潰家屋が残る(写真2)。朽ちかけた木橋で沢を渡り、さらに進むと石段と灯籠がある(写真3)。登った先はグラウンドのような場所で、地均しのローラーが残されていた。左側の斜面には道が続いており、途中で不明瞭になるがここを登りつめると神社がある(写真4)。大学ノートと鉛筆が置かれ、神社を訪れた人が書き置きをしている。分かりづらい場所にあるにもかかわらず、訪れた人の数は意外に多い。
 足尾町本山1番地は旧精錬所。2番地は旧住宅地にあたる。
 足尾銅山は1973年に閉山。しばらく製錬事業は続いたが現在は休止状態。
 地名は、鉱山の中心地を意味するものだろう。鉱山集落では頻繁に見られる。

 

 
写真1 浴槽

 
写真2 倒潰家屋

 
写真3 石段と石灯籠

写真4 神社
 
写真5 旧精錬所と渡良瀬川

写真6 旧精錬所の施設と
赤倉(あかくら)の集落
 
写真7 旧精錬所にて

写真8 旧精錬所にて

写真9 旧精錬所にて

 

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