戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ

 

二ノ茶屋(にのちゃや)



※ この地図は、地理調査所発行の1/25,000地形図「男體山」(昭和21.2)を使用したものである

所在:日光市足尾町(あしおまち)
地形図:中禅寺湖/男体山
形態:川の合流部
標高:約1,020m
訪問:2019年5月

 

 渡良瀬(わたらせ)川の支流、深沢の右岸にある。半月(はんげつ)峠越えの街道沿いで、深沢を過ぎて2番目にある茶屋。
 現地には立派な石垣が築かれ、その上の平坦地には灯籠やいくらかの遺構が見られる。支流を挟んだ向かいは緩く段々になった地形となっているが、何かの跡だろうか。さらに谷に近い場所には数体の石造が置かれているが、山主の平石氏がが昭和3年に制作したものであることが窺える。
 町郷土誌によると、阿世潟(あせがた)峠越えの旧道が山崩れにより危険となったため、大正9年12月に半月峠越えの新道が開通したとのこと。茶屋もこの際に設けられたと思われる。
 なお聞き取りでは手前から一ノ茶屋・二ノ茶屋…とのことであったが、地形図では最初の茶屋が二ノ茶屋、次の茶屋が一ノ茶屋となってている。ここでは聞き取りの情報に拠りこの地を二ノ茶屋とした。
 また当地に継続的な居住者があったかは不明。

 


写真1 石垣。上の灯籠には」「昭和六年五月」とある


写真2 石垣の上の平坦地


写真3 灯籠


写真4 灯籠の基部


写真5 石垣の下の平坦地。右は雨量計

写真6 緩い段々の土地(農地跡?)

写真7 彫像

写真8 同

写真9 同

 

戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ