◆下平(しもだいら)
所在:柳津町琵琶首(びわくび)
大字琵琶首の南部、滝谷川(只見川支流)の右岸斜面にある。 町誌によると、寛延2(1625)年8戸34人、安永10(1781)年12戸63人、天明6(1786)年10戸40人、享和3(1803)年5戸、文化6(1809)年5戸。主な生業は木地挽で、製品は若松に出荷。その傍ら田畑の耕作や植林で生計を立てた。 現地は今でも通いで耕作が行われていることが窺えるが、水田から畑に転用されている耕地が多い。山神社は旧版地形図と同じ場所に祀られており、現在でも管理されている。神社のそばには「圃場整備竣工記念碑」があるが、町誌に記載されているもの(竜蔵庵水口薬師境内に設置)とは別に比較的最近に新設されたものであるよう。 なお町誌の地名に関する記述では、大字琵琶首の字に「下平」があり、「シモダイラ」のルビが付されている。読みはこれに拠った。
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![]() 写真1 農地 |
![]() 写真2 同 |
![]() 写真3 神社 |
![]() 写真4 碑 |