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◆横川(よこかわ)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「原町」(昭和22.4)を使用したものである

所在:南相馬市原町区馬場(はらまちくばば)字五台山(ごだいさん)・字薬師岳(やくしだけ)/原町区片倉(かたくら)
地形図:小高/原町
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約160〜220m
訪問:2023年5月

 

 大字馬場の南部および片倉の南部、太田川とその支流沿いにある。
 厳密には鉄山(てつざん)ダムの下流が横川、上流が鉄山とされるようだが、ここでは最近の地形図に倣いまとめて「横川」として扱う。

 現地では神社と数軒の管理家屋が見られたが、学校跡は未確認。一部の宅地跡には「けやきの森」と称した一角があるが、碑文によると原町営林署の協力によりふるさとづくりの一環として憩いの森として整備したものであるよう。

 市史によると、当地には原町営林署の事業所があり官舎と駐在員が置かれていたとのこと。
 また学校として
石神第二小学校横川分校があった。前身はバッカメキ事業所の付属教育施設「竜門(りゅうもん)塾」(明治44年3月設置)。児童は9人で、教師は原町営林署横川事業所の所員が務めた。昭和2年5月30日に横川(字五台山(ごだいさん))に移転。横川入(よこかわいり)家庭教育所となり、引き続き営林署により経営。昭和11年8月28日、石神第二尋常高等小学校横川分教場となり、本校から教員が派遣されるようになった。閉校は昭和40年3月。略図では、鉄山ダム堰堤西端のすぐ下に記されている。
 
鉄山ダムは、昭和5年8月12日起工式挙行、昭和13年5月完成(7月17日完工式)。

 読みと所属の字は資料『原町市地名考』より。同書によると、鉄山の地名に関して「この地で安政年間衛宇を建てて鉄を製した」とある。

 


写真1 神社鳥居

写真2 社殿跡

写真3 境内の石造物

写真4 「けやきの森」(宅地跡付近)

写真5 馬場林道起点と何かの建物

写真6 写真5付近の殉職碑

写真7 家屋

写真8 ダム堰堤

写真9 家屋

写真10 家屋

 

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