◆平田(ひらだ)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「荒砥」(昭和22.3)を使用したものである
所在:白鷹町大瀬(おおせ)
地形図:荒砥/荒砥
形態:川沿いから斜面にかけて家屋が集まる
標高:約260m
訪問:2018年5月
大字大瀬の東部、平田川(最上(もがみ)川支流)沿いにある。
町史によると、合併当時(※)26戸。町内や山形市などへ移転して、平成2年の国勢調査時点では6戸。平成8年4月2戸で、その後町道坂下平田中山線の整備が完了して間もなく定住している人は皆無になり、夏の間だけ農地を耕しに帰っている人が僅かににいるのみとなった。小字一覧でのルビは「ヒラダ」であり、読みはこれに倣った。
離村が比較的新しいため、滞在可能な管理家屋も多く一見して無住とは分からないほど集落然としている。集会所跡付近にはささやかな「平田公園」(写真5)があり、往時の集落の様子を窺うことができる絵地図(写真6)が設置されている。これによると、昭和40年当時26戸125人。姓は熊坂8・蹄6・布施5・吉田4・五十嶺3。
※ 白鷹町成立は昭和29年
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