◆屋敷(やしき)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「手ノ子」(昭和22.5)を使用したものである
所在:小国町沼沢(ぬまざわ)
地形図:手ノ子/手ノ子
形態:緩い谷沿いに家屋が集まる
標高:約520m
訪問:2017年11月
大字沼沢の中東部、綱川沢(荒(あら)川三次支流)の支流沿いにある。
国道113号沿い、間瀬(まぜ)のパーキングエリア付近より当地へ通じる道(林道?)が分岐。ただし綱川の分岐でゲートがあったため、綱川経由で徒歩道で峠を越えて訪問した(帰路は道路を利用)。道は一部が荒れていたり崩れていたりするものの、歩行にはあまり支障がない(ただし集落到達直後、農地跡を横断する場所では、整備されていなければ道を追うことは非常に困難と思われる)。
最近の地図で記されている墓地は現存し(写真2)、度々の往来が窺える。少なくとも梅津家・齋藤家があったことが分かる。屋敷跡は判然としなかったが、倒潰した木造の小屋が屋敷跡の一部であったと思われる。町境を越えた菅沼(=湖沼名)への道も明瞭であり(写真6)、飯豊町小白川(こじらかわ)の高畑まで徒歩で行くことも可能か。聞き取りによると、かつては3軒程度あったとのこと。
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