◆赤倉(あかくら?) (赤倉鉱山)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「太良鑛山」(昭和22.1)を使用したものである
所在:大館市岩瀬(いわせ) 地形図:越山/田代岳 形態:谷沿いに家屋や施設が集まる 標高:上部―約480m 下部―約400m 訪問:2016年5月
大字岩瀬の西部、赤倉沢(岩瀬川支流)沿いにある。赤倉鉱山に伴う集落。 町史によると、鉱山は主に硫黄を産出し明治末期に始まったとのこと。最盛期は300人超とも言われている。昭和14年松尾鉱山に売却され、同16年閉山。大正4年には赤倉分教場が設置されている。 現在は雨池牧場から当地の上部を通過する道路(林道?)が通じており、上部への訪問は比較的容易。上部は整地され開けた平坦地になっている。学校が所在した下部へは山道が通じているが、笹が生い茂り通行に難儀する。地図上では赤倉沢沿いを下流側から登る道も記載されており、こちらのほうが容易である可能性もある。下部ではある程度開けた平坦地と少しの遺構を確認。