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◆逆川（さかさまがわ）
※ この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「大曲」（昭和22.11）を使用したものである
所在：大仙市南外南楢岡（なんがいみなみならおか）
地形図：悪戸野／大曲
形態：谷沿いに家屋が少数集まる
離村の背景：ダム建設（非水没地）
標高：約90m
訪問：2018年5月
大字南楢岡の西部、西ノ又川（雄物（おもの）川二次支流）の支流沿いにある。
資料『秋田・消えた村の記録』によると、昭和46年南外ダムの建設に伴い細川（ほそかわ）地区（逆川・十二ヶ沢・細越・鉋殻谷地・中川）の全20戸が移転したとのこと。離村時2戸。離村まで電気・電話は開通されなかったという。
村史によると、『月出羽路』（※）に「逆川二戸」と記されているとのこと。
訪問時、現地は開けた荒れ地。明瞭な屋敷跡は確認できないが、1970年代の航空写真には建物が写っており、周辺にはそれらしい平坦地と陶器のかけらが見られた。
当地には昭和24年まで及位小学校逆川分校（後の南外西小学校逆川分校）および南楢岡中学校逆川分校が置かれていた（沿革は十二ヶ沢のページを参照）。地図画像で学校が記されている場所に訪れてみたが、現地は非常に狭隘で平坦でもなく、学校が立地していたことに疑問が持たれる。
※ 文政の頃（1800年代前期）に編纂された『月の出羽路 仙北郡』と思われる
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