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◆中村(なかむら)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「刈和野」(昭和22.1)を使用したものである

所在:大仙市協和峰吉川(きょうわみねよしかわ)
地形図:刈和野/刈和野
形態:川岸に家屋が集まる
離村の背景:河川改修
標高:約20m
訪問:2018年5月

 

 大字峰吉川の中南部、雄物川右岸にある。
 資料『秋田・消えた村の記録』によると、昭和期19戸で、伊藤家10戸・武藤家5戸・高橋家3戸・舟木家1戸。昭和30年代に1戸が転出した後、雄物川の改修工事(堤防建設)のため、平成5年に残る18戸が転出したとのこと。移転先は峰吉川の西窪(にしくぼ)地区に16戸など。大正期に電気導入。江戸期には雄物川舟運の船着き場があり、
荒川鉱山など諸鉱山への物資の行き来が盛んに行われていたという。
 訪問時も河川改修工事が行われていたが、集落跡の中央北端まで行くことができた。一瞥する限り住宅地の痕跡は皆無だが、北東の少し離れた場所に杜があり、祠が祀られている(写真4)。集落北側の水田は、現在も広く耕作されている。

 


写真1 集落跡を望む(看板から先が住宅地)

写真2 同

写真3 水田と杜

写真4 祠

 

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