◆男平(おとこだいら)

※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「花輪」(昭和48.10)を使用したものである
所在:鹿角市花輪(はなわ)字男平
地形図:花輪/花輪
形態:山中に家屋が集まる
標高:約180m
訪問:2016年5月
大字花輪の西部。高屋(たかや)集落から米代(よねしろ)川の支流に沿っておよそ2qの上流左岸。
資料『秋田・消えた開拓村の記録』によると、入植は9戸。離村は昭和53年。離村後も通い耕作が行われていたが、養豚場が建設され農地はその用地となった。畑の代替地が設けられ、刊行当時(平成17)で2戸が上流にある代替地の畑に通い耕作をしている。
なお資料『戦後開拓のあゆみ』では戦後の開拓集落で昭和22年から28年にかけて20戸が入植とあるが、花軒田(はなのきだ)・曲沢(まがりさわ)・用野目(ようのめ)を併せた数字であるとのこと。
現在も養豚場は経営され、人の行き来は多い。開拓農家の痕跡はあまり見られず。
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