◆福田(ふくだ)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「太平山」(昭和29.9)を使用したものである
所在:秋田市河辺岩見(かわべいわみ)
地形図:岩見三内/太平山
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:移転事業
標高:約40m
訪問:2018年5月
大字岩見の南西部、神内(じんない)川(岩見川支流)沿いにある。
旧版地形図で「神内福田」とあるように大字神内(じんない)の所属であったようだが、少なくとも現在においては大字岩見に含まれている(※)。
資料『秋田・消えた村の記録』によると、戦後最盛時13戸。昭和40年代前半に2戸が転出し、昭和48年、残る11戸が集落再編成事業により無住となったとのこと。11戸の転出先は神内の鶴巻(つるまき)地区に造成された住宅地。
林道福田線の終点は谷沿いの水田跡となっており、ここから300mほど下流に進むと集落跡に到達。蔵が1棟残るほか、屋敷跡が複数確認できる。『消えた〜』では2戸が耕作に通っているとのことであったが(刊行は平成9年)、これも既に放棄されている。
※ 諸地図サイトより。手持ちの道路地図では神内となっている
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