◆浜須賀(はますか?)
所在:東松島市字大曲(おおまがり)字上台・同矢本下立沼前
大字矢本の南東部および大曲の南西部、北上運河沿いにある。上の地図画像では、概ね右側が大曲で、左側が矢本の領域。 町史によると、「浜須賀」という地名について「須賀」とは河川または海水などによって生じた砂丘で、海岸にあるので浜須賀という、とある。旧矢本村分の浜須賀と、旧大曲村分の浜須賀があることも記されている。 資料『東松島市東日本大震災記録誌』によると、沿岸に近いため矢本東地区の中でも著しい被害があったことが触れられている。現地での住宅再建が困難な住民も多く、地区外への移転の意向が示されているとのこと(発行は平成26年)。 北上運河を挟んで対岸には矢本海浜緑地が整備され、浜地区の平成20年当時の航空写真の看板がある。当地もこれに映り込んでおり、大曲分で4、5戸ほどの人家と寺院・墓地、矢本分で4戸ほどの人家が確認できる(写真1)。
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写真1 往時の航空写真(矢本海浜緑地にて) | |
≪大曲分(字上台)≫ | |
写真2 住宅地跡(現在は矢本海浜緑地駐車場) |
写真3 石塔群。左より三寶荒神塔・名号碑・湯殿山碑・同・密元供養塔・庚申/巳待供養塔 |
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≪矢本分(字下立沼前)≫ | |
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