戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ

 

◆要害(ようがい)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「岩ヶ崎」(昭和22.2)を使用したものである

所在:栗原市花山本沢(ほんさわ)
地形図:花山湖/岩ヶ崎
形態:川沿いの平坦地に家屋が集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約110m(水面は約120m)
訪問:2018年11

 

 字本沢の南東部、一迫(いちはさま)川左岸にある。現在は花山ダムの人造湖(花山湖)に水没。荒井田の西北、天神(てんじん)(水没前)の南。
 村内本沢北ノ前(きたのまえ)の「花山農山村交流センター」には水没前のダム湖一帯を摸したジオラマがあり、集落の様子が再現されているが、隣接する荒井田および天神との境界が不明。確実なものでは、佐藤3・千葉2・狩野・菅原・千種各1の8軒。荒井田寄りの家々が狩野2・佐藤2の4軒、天神寄りの家が佐藤1軒(写真3)。
 村史には、地名の由来として「渕牛館、百目城館があった頃、主要の街道があり、おおむね山に寄り川に臨み、遠見のきく場所で、おのれを護り、敵を防ぐのに便利な場所なので、警戒を厳重にした場所から、要害となった」とある。
 なおダムおよび前出の「渕牛館」の概要については渕牛のページを参照。

 現在は完全に水没しているが、湖畔には要害キャンプ場(写真4)があり、県道には要害バス停(写真5)が置かれている。

 


(写真1 ダム堰堤)

写真2 集落跡付近

写真3 ジオラマ。右側の一部は
荒井田、中央やや上は天神の住居の可能性も(花山農山村交流センターにて)

写真4 要害キャンプ場

写真5 要害バス停

 

戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ