◆与奈(よな)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「〓【魚へんに毛】崎」(昭和28.1)を使用したものである
所在:宮古市重茂(おもえ)
地形図:舘/〓【魚へんに毛】ヶ崎
形態:河口に家屋が集まる
標高:数m
訪問:2019年11月
重茂南地区(大字重茂のうち、音部(おとべ)を挟んで南の部分)の北部にある。重茂漁港から岬を挟んだ隣の入り江。
平成23(2011)年3月の東日本大震災により被災。復興関連の資料(※)によると、浸水によりすべての建物が流失もしくは全壊。「震災前の建物用途の状況」として、「住宅」が2箇所(ただし同世帯と思われる)と「商業・業務施設」が2箇所。
また資料『東日本大震災宮古市の記録』には、与奈漁港配属の船舶「第七与奈丸」が、2年の歳月をかけて無傷でキリバス共和国に漂着したことが記されている。
現地は今も更地となっているが、集落西側の谷沿いには浸水を免れた建物跡がある(写真3)。人家の関係と思われるものの、母屋であったか付属の建物であったかは不明。
なお当地は本州最東端であもある「とどヶ崎」(「とど」は魚へんに毛)へ訪れる遊歩道の入口でもある。
※ 「第2回地区復興まちづくりの会 重茂北地区(追切、浦の沢、鵜磯、荒巻)、音部地区、重茂里地区、重茂南地区(千鶏、石浜、川代)」の「被害の状況」より
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