◆崩(くずれ)
所在:一関市川辺(かわべ)字細谷(ほそや)
大字川辺のうち、北側飛び地部分の南部にある。北上(きたかみ)川左岸。現在の一関遊水地(第1遊水地)内。 遊水地内で耕作をしている方の話によると、もと2軒。細谷に属する小地区。当地を含めた一帯の集落では、養蚕と農業(畑作)が主な生業で、現在と異なり水田よりも畑が多かったという。川沿いは氾濫による被害がある反面良質の土壌が堆積するため、畑作に適していた。商品作物として、人参・ゴボウ・菜種・小麦などを栽培。移転先については住宅の建設の話もあったが、結果としては銘々に移転することとなった。現在水田等の通い耕作に訪れているのはほとんどがかつての住民とのこと。 現在は道路が大幅に改修され整備された水田が広がるのみで、往時の痕跡は皆無。
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![]() 写真 集落跡付近 |