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◆精進川(しょうじんがわ)
(精進川鉱山)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「東海」(昭和35.11)を使用したものである

在:七飯町東大沼
地形図:鹿部/鹿部
形態:川沿いに家屋や施設が集まる
離村の背景:産業の衰退?
標高:約450〜600m
訪問:2014年5月

 

 字東大沼の南部、精進川沿いにある。硫黄や硫化鉄を産出する精進川鉱山により栄えた集落。
 七飯町史および鹿部町史によると、採掘の開始は昭和12年。同年6月に昭和製鉄株式会社が創立し、褐鉄鉱を採掘した。翌年鉱床の下部に硫黄鉱床が発見され、硫黄採掘のための開発も始まった。昭和17年昭和製鉄は日本硫鉄株式会社となり、翌年から硫黄を産出。昭和18年(※1)には鹿部町の鹿部鉱山を買収し、精進川鉱山の雨鱒川坑(雨鱒川鉱山)とする。
昭和30年硫化鉄鉱床発見。閉山は昭和34年。

※1 鹿部町史では昭和17年
※2 鹿部町史では昭和33年12月

 現地には建物や施設の遺構はほとんど残っていない。また標高530m付近には緩やかな段々になったかなり広い平坦地があるが、道有林とあり後年になって造成されたものだろうか(写真5-7)。地形図上の車道の終点付近には坑口があり、これは比較的容易に見ることができる。なお他サイトでも取り上げられている精進川小中学校跡地の看板は、撤去されたのか見つけることができなかった。

 


写真1 精進川

写真2 鳥居

写真3 遺構

写真4 遺構

写真5 道有林にて

写真6 同

写真7 同。溝は造成時のもの

写真8 遺構

写真9 学校跡?

写真10 平坦地

写真11 道と平坦地

写真12 坑口(右下は旧?)

写真13 碍子

写真14 碍子など

 

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