◆植原(うえはら)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「壽都」(大正9.2)を使用したものである
所 在:島牧村植原 地形図:本目/寿都 寿都/寿都
形態:峠付近に家屋が集まる? 標高:約370m
訪問:2014年5月
村の北部、コベチャナイ川上流部の月越(つきこし)原野に広がる地域。
「角川」によると、明治42年頃農業移住者があって特別教授所も開設されたが、高冷地で濃霧が続くため離村したという。昭和9年より国有地の貸付を受け後志畜産組合直営の後志牧場が開設されたが、これは長くは続かなかった。また昭和57年からも営農地開発事業が行われているとのことだが、現在は休止か。なお字植原は、昭和8年からの行政字で、もとは東島牧村大字歌島村の一部。
訪問時は主に道道沿いを一瞥したのみ。ほとんどが笹藪等の荒地だが、僅かながら耕地も見られる。「角川」には昭和57年からも営農地開発事業が行われているとあるが、これの名残だろうか。
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