◆折川(おりかわ)
※ この地図は、大日本帝国陸地測量部発行の1/50,000地形図「壽都」(大正9.2)および国土地理院発行の1/50,000地形図「寿都」(昭和35.11)を使用したものである
所在:島牧村折川 地形図:本目/寿都 永豊/寿都
形態:川沿いに家屋が散在する 標高:数m〜2、30m
訪問:2014年5月
村の北部、折川沿いにある。河口から400mほどは字本目(ほんめ)であり、そこから上流が字折川。
村史によると、行政字としては旧大字本目村の一部。昭和5年に字折川として設定。なお字名の変遷以外の記載がなく、入植の歴史等は不明。
「角川」によると、古くはオリカハ・ヲリエカ・ヲリカなどとも記され江戸期から見える地名。松浦武四郎「廻浦日記」では「川の傍に番屋一棟、雑蔵二棟、稲荷の社有事也」と見えるとのこと。昭和36年村有牧場造成事業が行われ、25.5ヘクタールの村営草地を造成
旧版地形図等を手がかりに車道を進むと、川に沿って屋敷跡や農地跡と思われる平地、また物置小屋のような建物が散見され、人の暮らしがあったことは確かなよう。
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