◆上勲祢別(かみくんねべつ)

※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「小利別」(昭和48.3)を使用したものである
所在:陸別町陸別原野(りくべつげんや)西1線
地形図:釧路川上/小利別
形態:川沿いに家屋が散在する
標高:約270m
訪問:2013年6月
陸別原野西1線の北部、勲祢別川沿いにある。
町史によると、上勲祢別地区の入植は大正3年(※1)。指導者小片氏を筆頭に原子・棟方・今・附田・小向・沼田・中村・対馬の各氏(※2)。青森県上北郡の関係者が多いことから、「青森団体」と称された。青森ではは田中氏が団体組織のために努力していたが、田中氏は入地できないまま小片氏に意志を託すこととなった。翌4年青森から沼尾・附田、秋田から高橋の各氏が入植。間もなく小片は陸別市街に移住、小向・沼田・中村・対馬も帰郷し、7世帯23名の集落となった。
なお字上勲祢別は昭和24年からの行政字(角川)。
現在でも数軒の家屋が残されており、一部は牧草地。
※1 ただし別の記述(明治期の入地者)で、明治43年上勲祢別として澤田・仲内・池原の各氏(ほか数名)が挙げられている
※2 本文では10世帯とある
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