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◆沼の上(ぬまのうえ)鉱山



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「上渚滑」(昭和48.3)を使用したものである

在:紋別市志文(しぶん)
地形図:志文/上渚滑
形態:川沿いに家屋や施設が集まる
離村の背景:産業の衰退
標高:約100m
訪問:2012年5月

 

 市の東部、シブノツナイ川上流にある。
 大正5年、材の伐り出しに訪れた農民により鉱石が発見され、鑑定者(今堀氏)名義で試掘。大正11年より函館の栖原氏により開発。
昭和3年より同34年にかけて、三菱金属工業株式会社(発足時の社名は太平鉱業株式会社)により経営が行われた。同じく市内の鴻之舞鉱山同様、主に金・銀を産出。最盛期には2鉱区で採掘。社宅・購買会・集会所・理髪所・小学校などがあったという。休山後、施設はすべて撤収。なお当地にあった上志文小学校は、昭和4年鉱山の私塾に端を発し、同34年12月閉校(以上市史より)。
 現在、当時の面影はほとんど残っておらず、学校跡も分からない。あまり奥まで探索はしていないが、支流で何かの建造物(写真2)が見られたのみ。

 


写真1 広い平坦地

写真2 何かの建造物

 

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