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◆冬窓床(ぶいま・ぶゆま)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「昆布森」(昭和47.2)を使用したものである

在:釧路町跡永賀村(あとえかむら)字冬窓床
地形図:仙鳳趾/昆布森
形態:海沿いに家屋が集まる
標高:約10
m
訪問:2013年6月

 

 大字跡永賀村の中部、太平洋沿いの海岸にある
 町史によると、明治期には漁民6戸が居住し、旅人宿や学校もあったという。崖地崩壊等により危険が及ぶおそれがあったため、昭和58年7月から同59年1月にかけ、昆布森2丁目に住宅を確保、6戸の移転が完了した。6戸の内訳は、渡辺・小鹿・加藤・紺野・古川・加藤の各家。
 また「角川」の刊行時(昭和62年)にはまだ3戸が漁期の作業場として使われていたよう。
 現地では谷間から浜にかけて家屋が並び、うち谷間の1軒には昆布の干し場が付設されている。集落の一部では波により擁壁が破壊され、地面が大きく侵蝕されている(写真4・5)。昆布の搬送は近年まで巻き上げ機(写真9)とゴンドラを用いていたようだが、現在は小型の特殊車輛に代わっているよう(道には履帯痕がある)。

 


写真1 看板

写真2 谷間の家屋

写真3 集落風景

写真4 崩れた擁壁(奥まで続いていたよう)

写真5 写真4仰視

写真6 何かの跡

写真7 何かの跡

写真8 磯にて。中央右の突端はローソク岩

写真9 巻き上げ機と小屋の残骸

 

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