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◆三股(みつまた)



※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「石狩岳」(昭和36.7)を使用したものである

在:上士幌町三股・幌加
地形図:十勝三股/石狩岳
形態:川そばの平坦地に家屋が集まる
標高:約670
m
訪問:2013年6月

 

 町の北部、音更(おとふけ)川左岸側の平坦地にある。駅周辺は字三股であるが、周囲は字幌加に囲まれており学校など一部はこれに含まれる(往時は集落全域が字三股であったようだが、経緯は不明)。
 町史によると、製材業が主な事業で、木材の産出が昔から続けられていたという。刊行当時(昭和45年)には製紙用の木材チップの製造にも着手、製紙会社に送っていたよう。学校は三股小学校と同中学校があり、小学校は昭和19年三股国民学校として開校。中学校は昭和22年開校。神社は三股神社。
 なお字三股は昭和33年からの行政字。もとは上士幌町字上士幌の一部(「角川」)。
 在住の方の話によると、やはり伐採や製材が盛んに行われ、工場や官舎などがあったという。現在は2世帯が居住(うち1世帯の妻のみ出身者)。主に下台(しただい)・中台(なかだい)・高台(たかだい)の3地区に分かれていた。
 現在は2戸の住居のほか2、3の建物のみが残る。教えていただいた学校の跡も、既に跡形もない(写真6)。なお付近には教員住宅や一般の住宅があったとのことで、笹藪の中には古井戸も確認できた。

 


写真1 国道沿い風景


写真2 バス停

写真3 保育所跡

写真4 何かの建物

写真5 駅名標

写真6 道と平地

写真7 高台にて。学校跡方面を望む


写真8 同。反対方向

 

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